表の中に文字を入力した後に、図形を挿入すると、図形を配置したいところへ移動できないとか、図形を移動させたときに文字が移動してしまうということはありませんか?
図1・表内に中央揃えで文字が入力されている状態
図2・これに、図形を追加し文字に重ね合わせると、中央揃えになっていた文字が移動してしまいました。
どうしたら、文字を動かさずに、図形を文字に重ね合わせることができるのでしょうか?という質問が多いです。
【★結論からいうと…】図形を挿入する際に、カーソルを表の外に出して、アンカーを固定すれば、図形を動かしても、中の文字は動かなくなります。
編集記号を表示すると、図形にはアンカー(錨)の編集記号が表示されます。
※アンカーは、図がどの段落に紐づけられているかを示しています。
図形を挿入する際に、カーソルがどこにあるかで、アンカーの一が決まります。
(アンカーのある⏎が削除されると、図も削除されます。)
無意識のうちに、表内にカーソルをいれたまま図形を挿入してしまうと、これが悪さをするのです。
修正するには、以下の操作をします。
アンカーをいったん、表の外に移動します。
図を選択し、右クリック→「図形の書式設定」を選択します。
図を選択し、右クリック→「図形の書式設定」を選択します。
バージョンにより表示され方が多少ことなりますが…
詳細設定で、
□アンカーを段落に固定する
にチェックを入れてOKします。
錨のマークには、南京錠のマークがつきます。
これで、どんなに図形を動かしても、アンカーが表の中に入ってくることはありません。
中の文字列も中央揃えに戻っています。