Wordでは、取り消し線を設定後、取り消し線を赤くしようとしてもフォントダイアログの中には取り消し線の色を変更するためのコマンドボタンは存在しない。赤くしたいと思っても、文字の色を赤くしてしまうことになる。
文字は自動のまま、取り消し線だけ赤くするにはどうしたらよいかという質問をうけましたので、ご紹介いたします。
フィールドの編集をすることで、可能となります。
取り消し線を設定したい文字を入力後選択します。
【ホーム】タブー[フォント]グループー[囲い文字]を選択します。
【囲い文字ダイアログ】が表示されますので、
「文字のサイズを合わせる」を選択してOKします。
→先頭の文字が○で囲まれた状態になります。「文字のサイズを合わせる」を選択しているので、囲まれた文字は、囲まれなかった文字と同じ大きさになっています。
次に、フィールドを表示させるために、この状態のまま、Shift+F9を押下します。
フィールドが表示されます。
二重線を引きたい文字がフィールドの外にあるので「字」を切り取り、)の左側に貼り付けます。
すぐ後ろに段落記号がある場合、段落記号を含まないように文字だけを選択して切り取りましょう。
○を削除し、全角の「=」を入力します。二重取り消し線は「=」、取り消し線はダッシュ「―」にします。
(ローマ字入力の方は、日本語入力ONのままで、Shiftを押しながら「ほ」のキーを押下します。)
「=」の文字だけを選択し、赤色にします。
さらに、取り消し線を引きたい文字数分、文字の拡大を行います。
ここでは、「漢」「字」の2文字なので、200%にします。
=を選択したままで、[ホーム]タブー[段落]グループー[拡張書式]▼[文字の拡大/縮小]ー[200%]でクリックします。
※「文字の拡大縮小」は、文字数×100%を設定します。二重線を引きたい文字が3文字以上の場合は、倍率の選択肢一覧の一番下にある「その他」を選択すると、フォントダイアログが開きますので、「倍率」欄で、数値を指定します。5文字の場合は500%です。
最後に、フィールドを非表示にします。
Shift+F9を押下します。
フィールドが非表示になり、結果が表示されます。
参考:切り取り線を1本で表現する際には、ダッシュを使用し、拡大は少し控えめにするとよいです。「漢字」のような2文字は150%、「取り消し線」のような5文字は350%でバランスよくなります。
参考2:フィールドを使用すると、行間が広がります。これをほかの行と同じ幅に直すには、段落の行間を固定値として、間隔くを18ptなどの数値を指定して設定します。
直したい段落を範囲選択し、選択した範囲内で右クリック→「段落」を選択します。
「段落ダイアログ」が表示されますので、[インデントと行間隔]タブで、
行間:▼[固定値]、間隔:[18pt]などを指定してOKします。
※使用フォントサイズや、行数に応じて、間隔の数値は、調整してください。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12138168237/a344639985
(自分で調べりゃいいのに、それができない、素人のような質問をする方)