1つのスライド内で、複数の図を表示→終了させる

《1》

 

スライド内に画像を挿入するには、

《挿入》タブー《図》です。

 

複数の画像を一度に挿入するには、

Ctrlキーを押下しながら追加画像を選択可能。

 

《2》

挿入した順に、図1、図2と番号が振られますが、管理しやすくするためには、

《図ツール》タブー《書式》タブー《配置》グループー《オブジェクトの選択と配置》ボタンをクリックし、ウィンドウ右側に表示された《選択》作業ウィンドウで、名称をクリックすると、編集できます。

 

図の内容を示すわかりやすい名前に変更しましょう。

 

一覧の上に表記されていうものほど、手前側に、下に表示されているものほど奥側に配置されています。

▼▲でも順番を入れ替えできますし、ドラッグでも順番の入れ替えが可能です。

 

一覧のオブジェクト名称の右側にある目のマークをクリックすることで、表示/非表示をきりかえできます。

 

 

 

「選択」ウィンドウ内で、複数オブジェクトを選択するには、Ctrlキーを押下しながらクリックします。

《3》

1枚目の図に対して、《開始》カテゴリのフェードを設定してみます。

 

※開始カテゴリのボタンは緑色で、

「どのようにこの図を登場させるか」を決めるアニメーションです。

 

デフォルトでは、クリック時のタイミングで、その直後から1.5秒かけて表示されます。

 

 

 

《4》

同じチューリップの写真に対して、《終了》カテゴリのフェードを追加設定してみます。

 

※終了カテゴリのボタンは赤色で、「どのようにこの図を終了させるか」を決めるアニメーションです。

 

《ここ注目!》初めてのアニメーションと同じ方法では、折角先に設定したアニメーション置き換えられてなくなってしまいますから、『アニメーションの追加』▼から終了アニメーションのフェードを選択します。

《5》

終了(フェード)を追加した結果です。

 

《アニメーションウィンドウ》を表示すると、アニメーションの設定が一覧で表示され、目視確認しやすいです。

 

開始・終了のそれぞれの動きは、

「1」「2」のように番号が振られており、

マウスの絵がついているので、クリックの操作で開始されることがわかります。

 

《6》

消えるタイミングを自動的にするためには、終了の赤い★のついてるアニメーションを選択した状態で、

《タイミング》グループの

開始:▼《直前の動作の後》に変更します。

されてから、眺める時間を1.5秒設けるために、遅延:1.5とします。

ゆっくり消したいということでしたので、

継続時間を0.5秒から1秒にしてみます。

 

左図のように設定すると、

登場のクリックの後は、連動しますので、動作は「1」だけになります。

 

《7》

《図ツール》ー《書式》タブー《配置》グループー《オブジェクトの選択を表示》をクリックし、

「選択」作業ウィンドウを表示し、図の名称を管理しやすく変更します。

 

スライド内に重ねて挿入されていても、選択作業ウィンドウ内で選択の切り替えができます。

 

 

《8》

アニメーションを設定した図を選択し、

《アニメーション》タブー《アニメーションの詳細設定》グループで、《アニメーションのコピー/貼り付け》ボタンをダブルクリックします。(貼り付けを連続で行うためにWクリックです)

 

「黄色いチューリップ」の後ろに隠れている「ペンギン」の図を選択するために、

選択ウィンドウの「黄チューリップ」の右側にある目のアイコンをクリックで非表示にします。

隠れていた「ペンギン」が見えてきますので、中央のペンギンの写真にマウスを合わせ、ハケのついた白い矢印でクリックします。

 

 

《9》

 

これで、アニメーションが貼り付けられ、ペンギンも同じ登場・終了の設定になります。

 

同様に、

ペンギンを非表示にして、灯台で貼り付け。

灯台を非表示にして、コアラで貼り付け。

コアラを非表示にして、アジサイで貼り付け。

…のようにアニメーションを貼り付けたら、

「アニメーションのコピー/貼り付け」のボタンを1回クリックし、機能を解除します。

ボタンがずっと押されていた状態→平坦に戻ります。

 

 

《10》

 

 

 

最後の図「アジサイ」は表示したまま、消したくないので、

アニメーションウィンドウの、アジサイの終了(赤)アニメーションを右クリック→「削除」します。

 

これで、最後の動きは、アジサイが登場しておしまいとなります。

 

《11》

選択ウィンドウで、非表示にしておいた図をすべて表示します。

 

アニメーションウィンドウにも、すべての動きが表示されます。

 

 

《12》

 

選択作業ウィンドウは、×(閉じる)で閉じます。

 

このままでは、図を表示させるタイミングがすべてクリックなので、前の図が消えたら、0.25秒後に、次の図が自動的に登場するようにするためには、

 

ペンギンの開始アニメーション(緑)を選択し、

タイミングを

開始:▼《直前の動作の後》として、

遅延を:0.25

とします。

 

アニメーションウィンドウでは、経過時間とともに、アニメーションが右へ移動します。

 

ペンギンの開始がクリックではなく、何もしなくても直前の動作の続きとなるため、「2」の数字がなくなります。

 

《14》

同様に、開始アニメーションを

開始:「直前の動作の後」

遅延:0.25

としましょう。

 

 

《15》

動作確認をする場合は、

(一覧の一番上に表示されている=)スタートするアニメーションを選択してから、

「ここから再生」

をクリックします。

 

これで黄チューリップをスタートさせるクリックをすれば、

後は連動で消える→次が表示される・・・

が繰り返されます。

 

 

《参考》

スライドが表示されたと同時に、1枚目の図がゆっくり表示されるようにしたければ、

開始のタイミングを「クリック時」ではなく、「直前の動作と同時」にしておくと、スライドが表示されたと同時に1枚目の表示がスタートします。

 

この場合、クリックの操作が必要なくなりますので、番号が「0」になります。