氏名を姓と名に分ける

氏名が1つのセルに入力されているデータから、姓と名の間に空白が統一して入力されていれば、空白の位置を利用して姓と名にわけることが可能です。

「区切り位置を使用する方法」と「関数を使う方法」の2つの方法を上げてみます。

 

 

区切り位置を使う方法

①氏名の入力されている範囲を選択します。

 

◆2007・2010の場合、

②【データ】タブー【データツール】グループー【区切り位置】

 →「区切り位置指定ウィザード」が起動し、1/3の画面で、

③【次へ】をクリックし、

 

④2/3の画面で、☑スペースに✓を入れて、【完了】します。

 

 

 

 

 

関数で姓を取り出す

=LEFT(A1,FIND("",A1)-1)

 

FIND関数で、セルA1の全角空白までの文字数を求める。

は、全角空白を表します。

 

② 「①で求めた文字数-1(空白の文字数)」で求められる文字数の文字列をセルA1の左端から取り出す。

 

 

 

 

 

関数で名を取り出す

=RIGHT(A1,LEN(A1)-FIND("",A1))

 

①LEN(A1)…セルA1の氏名全体の文字数を求める。

 

②FIND("",A1)…A1の全角空白までの文字数を求める

は、全角空白を表します。

 

LEN(A1)-FIND("",A1)

「氏名の文字数」ー「全角空白までの文字数」で求められる文字数分

これが、つまり下の名の分の文字数となる

 

セルA1の右端から下の名前分の文字数を取り出す。

 

 

※ FIND関数の代わりに、SEARCH関数を使っても同様の結果が求められます。

 

 

 

 

氏名の空白が半角・全角混在し、個数も揃っていない場合には、前処理をします

氏名の空白が半角・全角混在し、個数も揃っていない場合には、

不要な空白を削除し、全角1文字分の空白に統一する前処理が必要になります。

 

 

=TRIM(JIS(A1))

 

□全角文字列への変換

JIS関数を使うと、半角の文字列を全角の文字列に変換できます。

 

□文字列内の空白を一つずつ残して、不要な空白を削除します。

TRIM関数を使うと、文字列の先頭や末尾に入力された空白をすべて削除します。文字列内に空白が連続して含まれている場合、単語間の空白をひとつずつ残して余分な空白を削除します。空白が連続して入力してある場合には、全角と半角に関係なく前にある空白は残ります。